ミッション5 『遊園施設爆破事件』
第六回

「イリーナ、そっちはどう?」
 言いながら、すぐ隣で作業をしているイリーナに声を掛けたのは、警察隊のクィンである。女性でありながら爆弾に詳しいと言う彼女は、警察隊の中でも特務を受け持っている。担当する仕事に違う事なくたくましい性格をしており、少々気の強いところはあのショウですら手に負えないようだった。
「んー、たぶぅん、オッケーだよ。きゃは」
 そんな有能なクィンと比べて、どう考えても遊び半分でしか仕事をしていない様な反応をしたのは、同じく警察隊のイリーナである。今時の若い女性と違う事なく、流行に流されている典型的なタイプであると言えよう。
「それ、本気で言ってるの? わたしは冗談と嘘を付く女は嫌いだって知ってるでしょ?」
 以前に、ショウにも同じような事を言ったような気がしたが、気の所為ではないだろう。ようするに、クィンは冗談と嘘を付く人間が嫌いだと言う事になる。
「あはっ、ごっめーん。こっちはばっちりだよぉー」
 クィンの指摘に舌を出してウィンクをするイリーナは、どう見ても反省しているようには見えない。そもそも、彼女の性格からして謝ったり反省したりする事はないような気がしてならない。
「よし、それじゃ、同時に切るからね? せーので行くよ」
 イリーナの遊び半分の口調は気にしていないのか、クィンは真面目に対応してみせる。こんな場面でなければ、ショウを叩いたように、どこからともなく木製のハリセンを取り出してイリーナを叩いていたかもしれない。
 こんな場面――今、彼女達が置かれている状況は、非常に危険な状況だった。彼女達は、自分達の得意分野である『爆弾解除』の作業を行っているところ。そうなってしまった原因は、爆弾の起爆装置を作動させてしまったアドに責任があった。
お化け屋敷に進入して爆弾犯を退け、無事に時限装置を発見する事に成功したアドたちだったが、アドの思わぬ失態により逆に時限装置が動き出してしまった。爆発まで10分しか時間がない事もあり、早急に外で待機していた警察隊長のダグラスに連絡をして、二人を現場に急行させたのだ。その間、わずか3分で現場に到着した迅速な対応は、ダグラスの指示があっての事なのだろう。
「緊張の瞬間なんじゃねぇかい、アド班長さんよ?」
 少なからず、いつもの元気がないアドに対して、ショウはわざとらしく冷やかしの言葉を投げ掛ける。この場にいるのは、先に突入した四人に加えて、警察隊であるクィンとイリーナの計六人。他の仲間達は全員建物の外で待機している。時間内に爆弾を解除出来る自信はあるようだったが、万が一の事を想定して、この場にいる六人共が防爆服を着用していた。ウエストの両親が開発した物らしいのだが、いくら何でも目の前で爆弾が爆発してしまえば、爆発を防ぐも何もあったものではない気がしてならないが、着けないよりはマシであろう。
「レオンだって、悪気があってやったんじゃないんだから、あまり言う事じゃありませんよ?」
 アドを責めるショウに対して、ギュゼフは冷静に宥めてくれている。だが、逆にそれがアドにとってはいらぬお節介なのかもしれない。二人の言葉に対して、無言で腕組をしている。
「二人とも、今回の件に関しては連帯責任です。彼一人だけを責めるのはおやめなさい」
 エドワードの言葉がとどめと言わんばかりに、アドの胸に痛く突き刺さる。これで、アドは何も言葉を口にする事が出来なくなってしまった訳だ。あとは、二人の警察隊の女性が無事に爆弾を解除してくれるのを祈る事ぐらいしか出来ない。
「それじゃ、せーの――」
 クィンの合図で、イリーナからはいつもの表情はなくなっていた。今の姿だけを見れば、確かに彼女もクィンと同じように警察隊の一員である事に納得出来るだろう。ただ、先程までの不真面目な表情が目に焼き付いてしまっている為、そのギャップで頭の中での切り替えが即座に出来ないのが現状である。
 何にしても、二人の同時作業に、その場にいる全員が緊張の息を呑む。営業時間の終わった薄暗いお化け屋敷の中は、押しつぶされそうな緊張で包まれていた。そして、次の瞬間――。
「これで……よし、と」
 クィンのその一言で、その場にいた全員の注目が彼女に集まる。
「安心して。無事に時限装置は解除、ついでに爆弾の発火装置も作動不能にしておいたから、誤爆する心配もないから」
 当然のような表情をしつつも、クィンの額には汗が滲んでいた。それを拭う事もなく、クィンは時限装置解除作業を行っていたようである。傍から見る限りでは簡単そうに見えていたが、制限時間付きな上に暗闇での作業だった為、それだけ集中力を必要としていた事が窺える。
「さすが、ってとこなんだろーな、感謝すんぜ。無事に爆弾も除去した事だし、こいつら捕まえて事件も解決だな」
 アドはクィンに軽く頭を下げて感謝の意を伝える。自分が犯した失態なのだから、本当ならばこれぐらいの詫びでは足りないぐらいである。ショウ辺りならば、詫びるつもりでデートでもと言うところなのだろうが、アドの口からその言葉が出る事はまず有り得ないだろう。
「これがわたし達の仕事だからね。これぐらい当然の事よ。べ、別に、感謝されるほどの事じゃないって」
 アドの言葉に、クィンは頬を少しだけ朱に染めて恥ずかしそうに顔を下に向けてしまう。そんな彼女を不思議そうに見ながら、アドは小さく肩をすくませる。
「ま、んなこったろーと思ったぜ。さすが街を守る警察隊の面々だぜ。こんなら、オレたちB-Fogなんて必要ねーんじゃねーか?」
 冗談交じりに言うアドの言葉に、唯一エドワードだけが反応を示す。言葉に出す事はなかったが、一度だけアドの方に視線を向けて、表情だけを暗くしていた。真面目な性格のエドワードの事だ、恐らくあまり役に立てなかった事が不満なのだろう。
 何であれ、一行は無事に爆弾を回収した後、お化け屋敷内に潜んでいた爆弾犯達を拘束して建物を後にしたのだった――。

「けっ、その話が本当だって言うなら、羨ましいにも程があるじゃねぇかい。そう言う役目は俺に任せてもらいたいねぇ」
 良いながら唾を吐き捨てるのは、一年中長袖を着ている弾丸マニアの変態ショウである。本人にそんな事を直接言ったら、問答無用で銃口を向けてきそうな勢いである。
「んな事で嘘付いてどーすんだっての。観覧車から降りた後は、邪魔だからそのまま置いて来たから、今頃は元班長と夜のデートとつけこんでるんじゃねーか?」
 無事に事件を解決したアド達は、お化け屋敷から出てきた後に、警察隊隊長のダグラスに仕事の報告をした。その間に、気絶をしていた爆弾犯の一人が目を覚ました為、ダグラスの脅迫にも近い尋問により、ヘッダースタジアムに設置されている爆弾の数を聞き出した。設置した数は予告状通りの数のようで、お化け屋敷に設置されていた爆弾が最後の一つだったようである。この事から、今回の仕事は無事に完了した事を意味する。特に犠牲者も出ず、騒ぎにもならずに事件を解決出来たのは、警察隊の協力があってこそだろう。
「けっ、元班とはとっくに別れたと思ってたから油断したじゃねぇかい。リスティもリスティだぜ。俺って男がいながらも、他の男なんかと付き合いやがって」
 握り拳を作りながら本気で怒りを露にしているショウの気持ちは分からないでもない。アドとて、前半部分はショウと同じ事を考えていた。元班長が左遷された事をキッカケにとっくに別れていたと思っていたのだが、リスティが本気なのか、はたまた元班長がしぶといのか、二人の関係は続いているようだ。
「そんな事よりもアドさん。今回の貴方の行動は目に余るものがありますよ? あの有線コードの時限装置がダミーだった事ぐらい、少し考えれば分かるでしょう? ああ言うタイプの爆弾は、衝撃を与えるかスイッチを押すか、有線コードを引きちぎるかのどれかで時限装置が発動するギミックになっているんです」
 二人がリスティの事を話していると、横からウエストが口を挟んで来た。その内容は、アドやショウにも良く分からない専門的な説明である。どうやら、お化け屋敷に設置してあった爆弾の時限装置の発動条件を言っているのだろうが、一見しただけでそれが分かるのはウエストや爆弾に詳しかった警察隊の女性二人ぐらいな物なのではなかろうか。確かに、今回のアドの行動は失態に値する事は認めるが、目に余ると言われるのは正直、心外である。
「オレを誰だと思ってんだ。あんなん、見ただけで分かるかっての。そこまで言われっと、逆に開き直りたくなんぜ」
 大きく肩をすくませるアドの表情は、既に開き直りの色が滲んでいた。折角、責任を感じてアドなりに落ち込んでいたつもりだったのだが、そんな猿芝居もするだけ無駄である。
「確かに、ウエストの言う事は一理あるが、アドミニスタァ達は良くやってくれた。正直、私の予想を遥かに上回った成果だったぞ。こうして何事もなくヘッダー・アミューズが健在しているのだから、警察隊を代表して私からも礼を言わせてもらいたい。何よりも、一般客に騒ぎを起こしたくなかったのでな」
 初対面の時の見下したような口調はなく、今のダグラスには本人の言葉通りの気持ちが込められていた。この人物は、始めから相手を評価するのではなく、結果に対して相手を評価するタイプのようである。ダグラスの言うように、結果的には問題は起きずに事件が解決したのだから、アドの失態に関してはただの笑いのネタにしかならないのかもしれない。
「けっ、ようは結果が全てって考えって事じゃねぇかい。俺はそんな考え方は賛成出来ねぇな。経緯があっての結果じゃねぇのかい? ま、そんなこたぁ、この際どうでも良いか。って事で、ねぇちゃん、この後一緒に食事でもどうだい?」
 折角真面目な事を口にしていたのが台無しである。ショウはアドとダグラスの方から視線を外すと、少し離れた場所にいたクィンとの距離を一気に縮めて、今日二度目になる彼女へ口説き寄っていく。一度目の時には不意をつかれて、木製のハリセンで頭を叩かれてしまったが、今回はそうはいかない。事前に分かってさえすれば、避ける事など造作もない事である。
「あなた、こりない男だね? でも、そう言う男は嫌いじゃないけどね。ただ、あなたみたいに女なら見境なしに口説こうとする男は大嫌いなの。わたしの事を本気で誘ってるなら、話は別だけどね」
 クィンの少し大きめな口元が僅かに笑った気がした。その瞬間に、ショウは身構えてハリセンの攻撃が来る事を警戒する。不意をつかれる事を想定して、最悪の場合手で受け止めるぐらいのつもりでいたショウだったが、一向にハリセンの攻撃を仕掛けてくる様子はなかった。
「けっ、なんでぇ。結局、束縛されたいタイプって事じゃねぇかい。俺ぁ、そう言うのは苦手なんだ。その考えを改めた時、また誘ってやらぁ」
 言いながら、ショウはクィンに背中を向けてその場から去ろうとする。後ろ手にさよならのポーズを取りながら去るショウは、彼なりに格好付けているつもりなのだろう。だが、そんな隙だらけのところに、再び手痛い一発が見舞われるとは想像もしていなかっただろう。
「ぐげっ!」
 素っ頓狂な声を上げて、ショウは今日二度目のクィンからのハリセン攻撃を喰らう事になった。心なしか、今回は一度目よりもさらに強烈な一撃のような気がしてならない。精一杯力を込めて、躊躇いなど微塵も感じさせないクィンの一撃は、ある意味心が篭っているようだった。
「けっ、背後から狙うなんてやるじゃねぇかい。そうかいそうかい。もうあんたは口説かねぇぜ。口説くごとに叩かれたんじゃ、身体がもたねぇったらありゃしねぇじゃねぇかい」
 クィンに対するショウの捨て台詞はそれだけだった。もしかしたら、クィンはショウに対して満更ではない評価をしていたのかもしれないが、もう本音を知る良しもない。
「って事で、今日はキミと一緒に食事する事にしようじゃねぇかい。この時間なら、まだサウスモールならほとんどの店がやってるはずだぜ」
 サウスモール、即ち南を指差すショウ。食事に誘っている相手は、もう一人の警察隊所属のイリーナである。いかにも流行りと言った格好をしている彼女は、良く言えばオシャレ、悪く言えば個性がないと言ったところだろうか。外見だけで判断するならば、可愛い系に属するのではないだろうか。
「えー、あたしねぇー、出来ればあっちのおにいさんが良いなぁ。きゃはっ♪」
 一体何が可笑しいのか、イリーナはショウの言葉に笑いながら応えてみせる。そして、指差す先には触覚の生えた男、アドの姿があった。
「けっ、何でもかんでもアドじゃねぇかい。あんな貧乏男のどこが良いって言うのかねぇ。いつの間にか、ギュゼフの野郎も丸眼鏡ねぇちゃんと仲良くしてるし、やってられねぇな」
 完全に一人取り残されたショウは、一人うな垂れながら愚痴を吐き続けるのだった。
 一方、仕事での失態はあったものの、一人モテモテなアドの運勢はうなぎ上りのようである。I地区支部のウインドが、らしくもなく声のトーンを落としながらアドに声を掛けてくる。心なしか、その表情は少し照れている様な感じがする。
「わりーけど、オレにゃ、んな趣味ねーかんな!」
 怪しいウインドの行動に、アドは先制攻撃を仕掛ける。こう言う事は、相手が何かを仕掛けてくる前に行動に移さないと、後で引けなくなってしまう事も考えられなくもない。それを予測してのアドの攻撃だったのだが、それは彼の思い過ごしなのかもしれない。
「あ、いや、何の事だか分からないけど、オレの趣味はバスケだぞ。シュッっとシュートをするのが爽快なんだよなぁ」
「んな事言うために、照れながらこっちに近づいて来たってのか?」
 アドの鋭い突っ込みに、ウインドは我に返ったように後ろ頭をかいてみせる。どうやら、本人にはきちんとした理由があったらしく、頭を左右に振ってから意を決したように口を開く。
「あのさ、この前の仕事の時、バッキーンって君のGPSナビ壊しちゃっただろ? だからこれ、そのお詫びにって思って、キラリーンって新しいのを買ったんだ」
 言いながら、ウインドは包みに入った箱を差し出して来る。まるで、女性に誕生日プレゼントを渡すかのようなウインドの態度は、貰う側としては不気味で仕方がない。だが、恐らく彼なりに罪悪感を持ち、謝罪しているつもりなのだろう。恥ずかしさのあまり、まともな態度を取れないと言ったところか。
「なっ。こいつは予想外だったぜ。マジで貰っても構わねーんだろーな?」
 タダで人から物を貰う事に慣れていないアドは、素直に受け取るには気が引けてしまっているようだ。それも、普通の物ではなく、それが高級品であるGPSナビとくれば尚の事だ。
「壊しちゃったのはオレのせいだから、遠慮なくガシッっと貰ってくれよ」
 正直、アドが今日この、I地区支部との共同戦線で良かったと思った瞬間である。これが1日遅ければ、今日貰う予定である今月の給料でGPSナビを購入してしまっているところだったからだ。もともと中古を購入する予定だったのだが、それでも決して安いとは言えない物を購入するのだから、アドにとっては痛い出費には違いない。
「そう言う事なら、遠慮しねーでおくぜ。空けても構わねーよな?」
 ウインドの返事を待つつもりもないらしく、確認しながらすでに包み紙を取り払っていた。そして、その中から出てきたのはアドの予想外の代物だった。高級ブランドメーカーで知られている”キルア”と呼ばれるメーカーの最新型モデルのGPSナビがアドの前に姿を現したのだ。アドの給料では、到底購入する事は出来ない――いや、実際には購入出来ない価格ではないのだが、生活面を考慮すると、間違いなく購入出来ない――代物が、自分の目の前にある。まさに夢のような話である。
「サンキュな、ウインド。んな事なら、どんどんオレの身の回りの物ぶっ壊してもらって構わねーぜ。その度に弁償、よろしく頼むわ」
 涼しい顔でそんな事を言うアドだったが、流石のウインドもそれに応えるつもりはないらしい。そもそも、アドに借りたGPSナビだって好きで壊してしまった訳ではないのだから。
「そうでしたね。うちのI地区支部とは、以前にも共同戦線を行った事があったと言う事でしたね。2度も君たちに助けられるとは、入院中のディリー班長に代わって、私からお礼を言わせて貰いたい。感謝します」
 そんなアドとウインドの会話に入ってきたのは、エドワード班長代理だった。彼は先日、入院中のディリー班長に代わって、班長代理として補充された一員。だが、以前の仕事や仲間達、さらにはL地区支部についてもある程度把握しているのだろう。その姿は、班長代理として補充された自分の地位に甘んじているのではなく、班長不在の穴を出来る限り埋めようとしている努力の証だろうか。
「いや、んな事気にしてねーって。にしても、あんたも大変だな。そっちには変わりもんが多そうだかんな」
 会釈をするエドワードに対し、適当に手を振りながら返事をするアド。格好つけるつもりはないが、アドとて助けるつもりで共同戦線に参加しているのではない。単に、仕事だからと言う理由でたまたま、2度の共同戦線に参加したに過ぎない。故に、礼を言われるほどの事をしているつもりは、触覚の先ほどもないのだ。
「いえ。彼等は良くやってくれていますよ。私の指示にも従ってくれるし、協力的な意見も口にしてくれます。これも、先日まで在籍していたアサカ特佐官をはじめ、入院中のディリー班長の努力の賜物でしょう。私はその恩恵に授かっているだけです」
 いつもボケっとしているウインド、女性でありながら勝気な性格のシャーリー、それに相変わらず無言で何もしゃべらないオルガンと言った、一見、普通の人物ではない変わり者を部下に持ちながら、この返事である。このエドワードと言う男、責任感や正義感が強いと言うだけではなく、単に天然系なだけの可能性があるのかもしれない。少なくても今のアドには、彼の姿はそんな風に映っていた。
 何にしても、今後、ディリー班長に勝るとも劣らない力を発揮して、上手く支部をまとめあげてくれる事に期待したいところだ。と言っても、直接的にアドには関係のない話なのだが。
「んじゃ、無事に事件も解決した事だし、給料でも貰いに帰るとすっか!」
 結局、今回の仕事の原動力は、アドにとってはその一言に尽きる。まさに貧乏人魂に成せる業である。

 後日、今回の事件はニュースで正式に”爆弾テロ”事件として公表される事になった。最近増えている、バイオガンによる犯罪との繋がりは不明だが、これを引き金にバイオガン連盟は本格的にテロ撲滅運動へ力を注ぎ始めたのである――。

☆用語集☆
『基礎知識関係』……キルア

      

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