ミッション2『ショッピングデート』
第一回


 ガタンガタン、と電車の音が耳障りなほど部屋の中に響き渡っていた。はたまた、これは震度1ぐらいの地震なのだろうか。気の所為か部屋自体が揺れているようにも感じる。その揺れの所為と言うワケではないが、アドは布団から飛び出して額に残る汗をぬぐう。
「・・・朝、か。にしても、相変わらず電車の音がうっせーな!」
 誰にともなくグチを漏らすが、もちろんそれに応える人物はそこにはいない。だが、その代わりと言わんばかりに再び電車の音がアドの耳に飛び込んできた。南側に位置している窓の方に視線を送ると、そこには緑色の電車がちょうど通り過ぎるところだった。まさに目の前に通り過ぎるそれは、毎日のようにアドを起こす目覚まし時計と化していた。アドはいつも始発の電車が出る5時頃には目を覚ましている。もちろん、好きでそうしているワケではなく、身体が勝手に目覚めてしまうだけなのだが。
「何が日当たり良好、駅から徒歩2分だっての」
 L地区支部に転属になった時に不動産屋から言われた言葉を思い出しながら、再び一人グチを漏らすアド。
「にしても、最近暑くなってきたみてーだな・・・」
 7月の終わりともなれば暑さは本格的になってくるために、暑くなってくるのは当たり前のことなのだが、それでも人と言う生き物はグチを漏らすものである。身体全体が汗を掻いていることを自覚しているものの、あくまでもそれはこの暑さの所為だと言う事にしようとするアド。だが、窓が全開になっているこの部屋の中では、少々ムリのある言い訳であるとも言えようか。
「んで今更あんな夢を・・・・・・アンナ、か・・・」
 窓の向こうを見つめながらアドは一人浸っていると、呼んでもいない目覚まし時計が騒音のように響渡った。その騒音と共にアドは我に返ると、大きな伸びをしてからTVのリモコンに手をやった。いくら貧乏性のアドと言えども、部屋にTVぐらいは持っている。リモコン付きと言う事に少々驚きを覚えるかもしれないが、そもそもこの時代にはリモコンTVしか存在していないと言う話を聞けば納得出来るだろうか。
「ん・・・っかしいな、映んねー」
 だが、リモコンの電源ボタンを押しても、残念ながらTVはついてくれない。画面は真っ暗のままで、暇つぶしに毎朝見ている番組も姿を見せてくれなかった。
「昨日の夜は映ってたんだけどな・・・」
 言いながら、音量を上げてみると微かではあるが声が聞こえてくる。だが、それも途切れ途切れに聞こえてくるだけで、はっきりと聞き取れるような声ではなかった。そんなTVに苛立ちを覚えながらも、アドは冷静になってリモコンをテーブルの上にゆっくりと置く。そのリモコンを置いたテーブルの上には、見慣れない銀光りした巨大な拳銃が太陽の光を浴びて眩く輝いていたが、今のアドの興味はTVを見るということにあるために、視線はすぐさまTVの方へと移る。未だに途切れ途切れの声しか聞こえてこないTVを一度だけ睨みつけると、アドは大股で四角い箱に向って歩き出した。
「なろ、オレを誰だと思ってんだ。とっととつけっての!」
 言いながら、アドはおんぼろTVの側面を数回叩いてみる。旧時代の頃には良く見られた風景だろうが、最近になってこんなことをする人を見つけるのは苦難の業と言えよう。
「くそっ、こうなったら秘儀、斜め45度っ!」
 数回叩いてもものともしないTVに痺れを切らしたアドは、ワケの分からないことを口走りながら、言葉通りに斜め45度の方向からTVの側面を強く叩いてみせる。すると、一瞬だけTV画面にきちんとした映像が映し出される。それと同時に音もはっきりと聞き取れる声へと戻っていた。
「思い知ったか。オレに刃向かうのがいけねーんだ」
 TV相手にそんなことを言っても全く格好がつかないことは自覚しつつも、こうでもしなければ自分がやっていられないためについそんなことを言ってしまうアド。TVと対決していた本当の意味も忘れてしまうほど白熱したバトルを終えたアドは、朝食をとるための準備に掛かった。
「・・・の前に、顔洗っとくか」
 身体全体に汗を掻いたためにシャワーでも浴びたい気分だったが、生憎とこの部屋には風呂場は設えていない。部屋もたった一部屋しかないが、キッチンがきちんとついていることは幸いと言えようか。そもそも、自分ひとりしか住んでいないのだからこの広さでも十分な広さだったりするワケなのだが。アドとしても、それほど広い部屋が必要なワケでもないし、荷物もそれほど多くないので特に不自由はしていない。
「・・っし、今日はなに食べっかな」
 顔を洗い終わり、妙に乾燥しているタオルで顔を拭いたアドは腕まくりをする仕草をしながら――寝る時でもTシャツ一枚で寝るために、そもそも半袖なので腕まくりは出来ないが――キッチンへと足を向ける。
「やっぱ、朝は白飯に限る・・・・・・って言いてーとこだけど、米は高くて買えねーかんな。いつも通り野菜炒めにしとっか」
 言いながら、小さな冷蔵庫の扉を開けて手ごろな野菜を取り出し、それをまな板の上で大雑把に切る。このアド、こう見えてもそれなりに料理が出来たりする。外見からでは想像もつかないことなので、ショウなどが聞いたら腹を抱えて笑うかもしれないが、自分で言うのもなんだが結構腕には自信があったりする。切り方こそ大雑把な切り方なのだが、その味付けは中々目を見張るものがあったりするワケだ。とは言え、今までに他人にそれを食べさせたことがないので評価を得たことは一度もないと言う事実がそこには存在しているのだが。
「っしゃ。食うぞ」
 あっと言う間に野菜炒めとトーストを完成させたアドは、いつものテーブルに陣取り朝の至福の時間を過ごす。
あの事件のあと、これと言って仕事が入ってこないためにとことんヒマな生活を送っている日々が続いている。その所為か、知らぬうちに7月も今日で終わりと言うところまでやってきている。別に8月になったからと言って何かが変わるワケではないが、この暑さは日々増す限りである。
「話には聞いてたけど、やっぱ強化されてんだな・・・・・・」
 野菜炒めをたっぷりと挟んだトーストを頬張りながら、TV画面に意識を集中させるアド。そのチャンネルはちょうど朝のニュースが流れていて、今話題のバイオガンの話で持ちきりだった。ニュースキャスターの説明によると、ここ数日間でバイオガン販売店でのバイオガン販売に制限が掛けられているらしい。この間の強盗事件の所為と言うこともあるのだろうが、近年ではバイオガンの少年犯罪なども増加しているための配慮と言ったところだろうか。今頃になって強化をしても遅いとも思うが、何も対策を練らないよりはマシと言った感じか。
「これで簡単にバイオガンを入手出来ねー世の中になるってワケか。ま、オレにゃ関係ねーけどな」
 言いながら、トーストの最後の一口を頬張る。そして、グラスに入れてあった自製品の麦茶を一気に飲み干した。
「っし。朝飯も食ったことだし・・・・・・ちっと寝るか」
 言いながら、TVの電源を切ってから大きく伸びをすると再び布団の中に入ってしまうアド。嫌な夢の所為で、微妙に満足に眠れなかったので二度寝をすると言うワケだ。まだ出社までにはかなりの時間があるので、もう一度目覚めた時には程よい時間になっていることだろう。
 今日もまた、緊張感のない退屈な一日が始まろうとしていた。


 カタカタと一人で2台のパソコンを操っていた青年は、憂鬱そうな顔をしながら溜息をついた。
「ふぅ。ここも前よりガードが厳しくなったみたいだな・・・」
 言いながら、青年は再び2台のパソコンのキーボードを数回叩く。するとどうだろうか、画面に表示されていた文字の羅列が見事に整列し始めるではないか。そして、OKの文字が表示されたかと思うと、パソコン画面に膨大な量のデータの詳細が表示されていた。
「その分、僕の楽しみは増えたからいいんだけど」
 先程の言葉とは裏腹に、いともあさっりとセキュリティを解除して有力な情報をダウンロードする。簡単にこんなことをしてしまう辺り、彼のハッカーとしての実力の度合いが窺うことが出来る。
「フェイズィ、調子はどうだ。今回の事件の情報は掴めたのかね?」
 彼がダウンロードしたデータを一つ一つ解析して、必要な情報をまとめようと画面に集中していると、不意に横から声が掛けられた。だが、彼――フェイズィと呼ばれた青年はその声に反応する気配を見せない。それどころか、今度は懐からもう一台の携帯型パソコンを取り出して小さなボタンを押してそれを起動させる。旧時代の電卓を思わせるその携帯型パソコンは今となってはそれなりに普及しており、手軽に情報を持ち運んですぐに見ることが出来るのでビジネスでは有効活用されることが多いと言う。フェイズィとてそれは同じことで、この小型の端末に必要な情報を網羅させてあるワケだ。ただ、彼の場合その情報量が通常とはかけ離れた量だと言う事をここに記しておかねばならないだろう。
「あぁ、だからこれが必要だったんだ。どうりでプログラムがきちんと動いてくれないと思ったんだよ。とは言え、もっとセキュリティの厳しい場所もあるからさらに強化させないと太刀打ち出来ないか・・・」
 器用にも、2台のパソコンと携帯端末の3台を見比べて、それぞれのキーボードを巧みに操りながら、一人四苦八苦しているようである。時折眉間に見せるシワは、彼が良い閃きが頭に浮かんだ時にするクセである。そんな彼に声を掛けた人物は、一つ咳払いをしてもう一度声を掛ける。
「ウエスト・フェイズィ、私の言っていることが聞こえないのか! 上司を無視するとはどういう事だ!」
 ウエストに声を掛けた人物は、まさに茹で上がったタコのように顔を真っ赤にして、そのフロア全体に声が響かんばかりの声を上げる。声を張り上げたあと、男は肩で息をしながら身体を激しく上下させる。だが、そんな男の怒鳴り声にもものともせずに、ウエストはパソコンで情報収集を続けていた。普通ならば、耳を塞いでいない限り、怒声がいつまでも鼓膜に響くことは間違いない。しかしこのウエストと言う青年は、そんな男の声にも全く動じない耳を持ち合わせて――いや、そもそも彼の耳には男の声など届いていないのかもしれない。端末の前で作業をしているウエストに話しかけることは、まさに馬の耳に念仏と言ったところだろうか。
「よし、調子が出てきたみたいだ。ここからが僕の腕が鳴る”ウエストアワー”さ!」
 言いながら、ウエストはキーボードを操る速度を先程よりも加速させて、端末画面に文字の羅列を並べるのだった。

 先日事件のあった建設工事中のビルと比べてしまうと、既に廃ビルと呼んでもおかしくないようなB-Fog L地区支部のビルの入り口をくぐりながら、アドは生あくびを噛み殺した。あの後、二度寝をしようと布団に潜り込んだものの、この暑さのために満足に寝付けなかったと言うワケだ。それもそうだろう。7月の終わりに、エアコンもかけないで窓を開けるだけで眠っていられるはずがないのだから。
「にしても、今年のこの暑さは以上だな・・・」
 自分たちの執務場所のあるフロアまで歩みを進めながら、アドは手で顔を仰いでみせる。基本的にはこのビルは全てのフロアがB-Fog所有のものとなっている。とは言っても、そもそも3階建ての小さなビルなので、それほど大した大きさではないのだが。アドたちの執務場所は基本的に2階になっており、1階は武器保管庫などの倉庫フロア、3階はボス専用のフロアとなっている。
「あ、レオン。今日はアンちゃんと一緒じゃないんだ?」
 アドが2階への階段を登りきったところで、後から声が掛けられた。振り向かずとも相手は分かったのだが、アドはゆっくりと後を振り返りその人物を確認した。そこは、頭の中で思い浮かべていた通りの青年、ギュゼフの姿があった。珍しく、ショウとは一緒ではなく一人で出社のようだった。そんなギュゼフを一瞥してから、アドは皮肉混じりな言葉を返してやる。
「知るかよ。んで、あいつと一緒じゃなきゃなんねーんだよ。オレは保護者じゃねーっての。そっちこそいつもベタベタ、仲良しこよしのショウと一緒じゃねーのかよ?」
「いつも一緒のワケがないでしょう。全く、夫婦じゃないんだから・・・。確かに、ルームメイトってことは認めますけどね」
 そんなアドの皮肉に、ギュゼフは目を鋭くしながら即答してきた。彼の言う通りに、確かにショウとギュゼフは一つ屋根の下に住んでいるもの同士で、一緒にいることも多く普段は仲が良い。だが、それは決して夫婦だからではなくて、安い給料のB-Fogでは家賃が払いきれないので二人で住んでいるに過ぎないのだ。
「レオンこそ、アンちゃんと一緒に住めば? 家賃が半分で住むから楽じゃない?」
 ギュゼフは鎌を掛けるような言葉を口にするが、そもそも言った本人はそのことを望んではいないことは言うまでもない。そうなって欲しくないと願いつつも、それを敢えてぶつけてみたワケなのだが、アドは期待を裏切らない反応をする。
「あいつと一緒に住むぐれーなら、家賃を倍払った方がマシだっての!」
 貧乏性で悩んでいるアドがここまで言うのだから、ショウやギュゼフの疑っているリスティとの関係については彼らの望む通りの内容である可能性が高そうだ。そんなアドの反応に嬉しく思いながら、ギュゼフは階段を上りきって2階に歩みを進める。アドの隣まで来て、自分よりも10センチ近く背の低い彼の横に立ち、彼の身体を細い目で探ってみる。身体は小さいワリにはいい体格をしており、日々のトレーニングは欠かしていない様が見てとれる。この身長差がありながらも、喧嘩をしてもアドに簡単に勝つと言う自信はあまり出てこないところが不思議なところである。もちろん、喧嘩するつもりなど全くないのだが。
「お金は大切にするものですよ。特にこんな仕事のない日が続く時には、ね・・・」
 ギュゼフは言いながら自分が悲しくなってしまう。あの事件以来、世間ではバイオガン販売店の警備強化などで忙しい日々を過ごしていると言うのに、このB-Fogには全く仕事が入ってきていないのが現状であった。月給ではなく任務給であるB-Fogでは、仕事がなければ給料も入ってこないことは言うまでもない。いくらショウと二人で暮らしているとは言え、ギュゼフも生活が苦しいことは誰もが知っている事実である。
「あ、ギュゼフにアドさん、おはようございます」
 二人が階段の近くでそんな会話を交わしていると、不意に横から声が掛けられた。今日は良く声が掛けられるな、などと胸中でつぶやきながら、アドはそちらに視線を向ける。すると、その視線の先には情報管理班所属のウエストの姿があった。何やら鍵を手にぶら下げながらつまらなそうな顔をしているように見えたのは、アドの気のせいなのだろうか。
「珍しいな、フェイズがこんなところにいるなんて。パソの作業にでも飽きたとか?」
 ウエストの姿を発見するや否、ギュゼフはいつもとはまた違った話し口調で青年の言葉に反応する。アドは、そんなあまり聞きなれないギュゼフの話口調を珍しく思いながら、二人のやりとりを無言で見つめる。ウエストとはあまり面識がないこともあったが、そもそもこう言ったコンピュータおたくは苦手と言うことが素直な気持ちだった。
「いや、ちょっとね。ボスに武器庫の整理をしてくれって頼まれて。折角、レベルの高いセキュリティを解除出来るところだったのに、とんだ邪魔が入ったよ」
 後ろ頭をかきながら、ウエストは乾いた笑みを浮かべる。恐らく、普通に武器庫の整理を頼まれたのではないことが容易に見て取れたが、余計な口を挟むつもりはないアドは相変わらず見物を決め込む。
「あ、そうそう、知ってる? 二、三日前に、班長が転任になったらしいですよ。怪我はよくなって退院したらしいけど、治ったら転任なんてヒドイ話ですよね」
 まるで他人事のようなことを言うウエストの表情は明るいものだった。先程のつまらなそうな顔をしていたのは、アドの気のせいだったのだろうか。
「それは初耳だな。B-Fogってのは、転任が多い組織なんだな?」
 B-Fogに入って数ヶ月しか経っていないアドにとって、組織のことをあまり把握していないので、こう言った事象については疎いのである。そもそも、そんな組織のことにはあまり興味がないので知りたいとも思わないが。
「多いかどうかは分からないけど、辞めたいと思ってる人はたくさんいるんじゃないですか? 給料も安いしね」
 アドの言葉に軽く応えながら、ギュゼフは溜息をついてみせる。アドは、これは彼の本音なのだろうと確信しながら、自分と同じような貧乏性な人間が身近にいることを嬉しく思ってしまう。
「あ、給料で思い出したけど、今朝方リスティちゃんとショウで買い物に出掛けたみたいですよ? この前の仕事で給料が入ったから行ってくる、って」
 言いながら、ウエストはとぼけた顔で目の前のギュゼフにとっては禁句と言っても過言ではないセリフを口にする。もちろん、悪気があって言っていることではないし、事実を伝えたのだから、いい事を言ったとでさえ思っているようだった。
「うそ・・・。カツのヤツめ、抜け駆けとは許せませんね。で、どこ行くかちゃんと聞いた?」
 だが、ギュゼフにとってはとんでもない事実であるために、細い目を大きく見開いて驚いてみせる。その素っ頓狂に驚く顔は、まさに子供の様だった。普段は出来る限り大人を装っているギュゼフだが、やはり気が抜けると仮面の下にあるの本来の顔が姿を現してしまうのだろうか。全く作った様子もない顔でウエストに近寄る様子は可愛いとすら表現出来てしまうかもしれない。
「いえ、僕には関係のないことだし、僕は僕の仕事があるから気にしなかったですよ」
 だがしかし、そんなウエストの態度にもものともせずに、ウエストは相変わらずマイペースな回答をしてみせる。そんなウエストの反応についていけなくなったのか、ギュゼフは両手で握りこぶしを作りながら怒りに震えた声で怒気を放つ。
「フェイズ、あの二人を一緒にしないようにいつも言ってるだろ! 全く、どうしてそんなにノンキにしてられるかな・・・」
 ギュゼフの意外な一面を垣間見れたことはアドにとって副産物と言えるのかどうかは分からなかったが、少なくてもこの場に立ち会えたことは悪いことではない。
「仕方がない。腹いせに何かしないと収まらないな・・・。よし、レオン、私と勝負しましょう。貴方も銃の腕には自信があるみたいだから、勝った方が昼食を奢るというのはどうでしょう?」
 そんなアドのことはお構いなしに、ギュゼフは一方的に話を突きつけてきた。だが、その内容はアドにとっても悪い話ではなく、ギュゼフの誘いを断る理由はどこにも見つからなかった。
「悪い条件じゃねーな。いいぜ、その勝負受けて立つぜ!」
 かくて、ひょんなことをキッカケに、アドとギュゼフの射撃勝負が行われることになったのである――。

      


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